本記事では、スコピエ市中心部の街案内をしたいと思います。
新市街
市内で最も目立つアレキサンダー大王の銅像がそびえるマケドニア広場があるエリア。迷ったときはまずここを目指すと良いかと思います。同じく観光の目玉として知られるコメン・モストという石橋を渡ってヴァルダル川の北側に向かえば、旧市街へ行けます。
ちなみに広場周辺には「Peking Garden」というスコピエでも数少ない中華料理屋があります。ここでは中華料理だけでなく、天丼や寿司など日本料理も食べられます(味は未確認ですが)
主な見どころとしては、マザーテレサ博物館、マケドニア国立博物館などがあります。
アジア食が恋しくなったらぜひ行ってみたいレストランもこのエリア。詳細は次の記事をご確認ください。
旧市街
オスマントルコ時代に作られたトルコ人街です。スタラ・チャルシャというオールド・バザールが広がっており、トルコ料理屋、金のアクセサリーの店が多く並んでいます。
アルバニア系住民も多いようです。
主な見どころとしてはホロコースト博物館があります。旧市街に隣接して西側にはスコピエ城塞跡もあります。
バスターミナル・鉄道駅
バスターミナルと鉄道駅は隣接しています。マケドニア広場からは徒歩15分ほどの距離。
日中でも暗く雰囲気は良くありませんが、日本でもおなじみのカフェ・Segafredoがあります。
空港からのシャトルバスもここに到着します。空港からの所要時間約30分、180ディナール。
ただし、コロナ下の特殊な状況だからかもしれませんが、私が来たときは1日数本という少なさでした。私は9:45発のバスに乗りましたが、その次は17時台までないと言っていました。
地方都市へのバスもここから出発します。
オシャレエリア
スコピエシティパークのすぐ南に位置するエリア。おしゃれなカフェやレストランが軒を連ねる地域です。特に石畳のボヘミアンストリート沿いは綺麗です。
私がよくノマドワークしていたカフェ「Kantina」もボヘミアンストリート沿いにあります。
以上がガイドブックによく書いてある部分ですが、それだけではオモシロくありませんね。
そこで旅慣れた方向けに、少しマイナーな地域についても説明しておこうと思います。
【上級編】シュト・オリザリ( Šuto Orizari )
通称「シュトカ(Shutka)」と呼ばれる地域で、世界で唯一ロマ人(ジプシー)が多数派を占める自治体です。公用語もロマ語。俗に「ロマニスタン」と呼ばれているとか(笑)
スコピエ中心部でも、まれにインド人のように肌の黒い人たちが、物乞いしていたり馬車の荷台に乗ってい移動している姿を見かけることがありますが、彼らがロマ人です。
マケドニア全体ではわずか3%弱しかいませんが、シュト・オリザリでは人口1.7万人のうち、77%がロマを自認しているようです。ただしロマの方は差別対象となってきた歴史があるため、自らの出自を隠している人も多く、人口統計には正しい数字が表れていない可能性が高いといわれています。
マケドニア広場から北へ6kmほどの距離に位置しています。
ほとんどが住宅街ですが、中心の通り沿いには衣類、雑貨屋などが軒を連ねています。市場もあります。ただし飲食店はほとんどありません。
【上級編】ガジババ(Gazi baba)
夜になると麻薬の売人が出没するなど、治安がよろしくない場所として知られているようですが、まだ私は実際に行けていません。
後日行くことができ次第、詳細を書こうと思います。
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