プリレプには6日間しか滞在しないのですが、ここに立ち寄った理由は…
『マルコの塔(Маркови Кули、Markovi Kuli)』という絶景スポットに行きたかったからでした。
「そこに山があるから」
思わずそう言いたくなるような佇まい。
プリレプの街のどこからでも見えるこの山の頂上、十字架が建っているところにマルコの塔はあります。
日本語の情報はほとんどないのですが、事前知識がなくてもこの存在感だけで登りたくなることでしょう。
【本命】マルコの塔
市中心部から山のふもとまで2km程度です。
そこから頂上にある十字架までは2つの道があるようでした。途中に標識が出ています。
- メインルートは砂利道ですが、傾斜はそれほどキツくはないので歩きやすいです。地元の人がランニングしているくらいなので、散歩の延長ぐらいの気持ちでOK。ただし迂回していくので少し時間はかかります(約2km)。
- 直行ルートは未舗装で傾斜も強いため「トレッキング」といった形容が相応しい道になります。
なので、往路をメインルート、帰路を直行ルートで行くのがオススメ。私もこのコースで行ってきました。
見たいところを見て周り、ゆっくり写真も撮りましたが、市中心部から往復で2時間半ほどでした。
なお、山に入ると水も買えなくなるので、何かしらの飲料は持参していった方がいいです。
行く途中の景色だけでかなり”お腹いっぱい”になるのですが、頂上の十字架まで登るとさらに絶景パノラマが広がっています。マルコの塔自体は廃墟となっていますが。
【オマケ】プリレプ市中心部
プリレプの街についても少々触れておきます。
プリレプ Prilep
人口:6.6万人。北マケドニアでは4番目に大きな町。
特産品:たばこ
市中心部には時計塔(Clock Tower)が建っています。
街歩きをして楽しいエリアは時計塔を中心に半径200mくらいなので、かなりコンパクトな街です。
レストランなどのお店もこのエリアに集中しているためか、人の密度はスコピエ以上と感じましたね。
オールドバザールや市場があるのは、スコピエと共通ですね。
何やらオールドバザール地区には似つかわしくない看板が出ていますが、見て見ぬフリをするのが大人というもの(笑)
時計塔のすぐ隣には廃墟となったモスクもあります。
北マケドニアの少数派であるアルバニア系住民(約25%)は主にムスリム。彼らのモスクでしたが、2001年にアルバニア人過激派が10人のマケドニア人兵士を殺害する事件があり、その報復として焼き討ちにあってしまいました。
ちなみにプリレプはスコピエと違い、英語があまり通じません。
観光客慣れしていないからでしょうか、人もあまりフレンドリーでないような気がしました。
正直あまり居心地は良くなかったですね・・・。
とはいえ、マルコの塔はオススメです。
スコピエとビトラの間の移動で通る街なので、マルコの塔だけのために1泊するのもアリだと思いますよ。
コメント