以前、日本でノマド生活をするだけでも住居費が40%節約できたこと、また金銭面以外にもメリットがあったことなど書きました。
しかし当然ながらデメリットがあることも忘れてはなりません。
私は昨年の約1年間でいろいろなタイプの部屋に宿泊してきましたが、中には予想すらしていなかった盲点を抱えた部屋もありました。本記事ではそんな“地雷部屋”をご紹介したいと思います。
知ったところで事前の対策は限られますが、軽いエンタメのノリで読んでいただければと思います。
湿度の高すぎる部屋
常にジメジメしていて異様に湿度の高い部屋がありましたね。
どれくらい高いかというと、暦でいえばまだ「春」の段階なのに、次のような現象が発生するレベルです。
- 宿泊開始2日以内に、ゴキブリが3匹お出ましした
- 段ボールを置いておくと、1週間でフニャフニャになった(手で持ち上げるだけで破れる始末)
ここまで湿度の高い部屋があるとは思ってもいませんでした。梅雨の時期に泊まっていたらと思うとゾッとしたのを覚えています。
幸い、ゴキブリは退治し切ったためか3日目から出なくなりました。もし以降も出没し続けていれば、害虫駆除器の「ネズミキラーZ」の出番だったことでしょう。
高い湿度の考えられる原因は、窓が小さい上に部屋自体が半地下に位置していたために日当たりが悪かったことですね。
写真だけでは難しいと思いますが、最低限、窓の大きさをチェックすることをオススメします。あまりに小さいようだと少し注意した方がいいかもしれません。
壁が薄すぎる部屋
壁が薄すぎて隣人の生活音が大きなストレスだった部屋もありました。
テレビや電話の音は丸聞こえで、足音が部屋全体に響いてかなりストレスフルでしたね。
何よりキツかったのは夜の営みの音。何しろ、夜な夜なギシギシアンアン聞こえてくるのです。
しかも「ギシギシ」のペースが速くなることで“ラストスパート”に入ったことも手に取るようにわかるというオマケ(むしろメイン?)つき。
今でこそ笑い話にできますが、実際は生活にかなりの支障が出るものです。それが夜ならスムーズに眠れませんし、早朝なら目が覚めてしまいます(両ケースとも実際にありました)。
とはいえ、彼らの行為に罪はありません。ここで彼らを非難してしまえば、「負け犬の遠吠え」の誹りは免れないでしょう。
元凶は壁の薄さですが、元々大部屋だったものを簡易な壁で複数に分割したような部屋だったことに起因していたと思います。この件に関しては対策のしようがないですね・・・。
なお私のこのケースでは、10日あまりで彼らが退去したのが幸いでした。
シェアハウスタイプは“民度”次第
Booking.comやAgodaといった宿泊予約サイトに掲載されている宿泊先には、通常のホテルからカプセルホテル、ドミトリー中心のゲストハウス、シェアハウスまで、実にいろいろなタイプが掲載されています。
ここで曲者なのがシェアハウスタイプ。なぜなら同居人の民度次第で、生活の質が良くも悪くもなるからです。
私は一度だけ、同居人が“粒ぞろい”なシェアハウスに宿泊したことがあります。
- デフォルトで口が悪いチンピラ崩れ(それがカッコイイと思っているフシあり)
- 20種類以上の薬物経験があると豪語するジャ〇キー
- 自称陰陽師の引きこもり
- 昼夜問わず、単純に生活音がうるさいやつ
世の中にはいろんな人がいるものだとつくづく感じたものです。今まで出会ってきた人たちが、属性的にいかに偏っていたかを思い知らされましたね。
逆に言えば、普段接点のない人と出会えるチャンスでもあります。実際このシェアハウスには、俳優の卵という面白くて「まとも」な方もいましたので。つまりそれがメリットになるかどうかも民度次第(笑)
難しいのは、シェアハウスタイプかどうかは予約サイトの情報だけではなかなか判別できないこと。ましてや同居人の民度となると完全に運ですね。
その他:洗濯機はついていない場合も
安い宿だと洗濯機がなかったり、あっても無料で使えないことがあります。その場合は有料のコインランドリーを利用することになりますが、経費が結構バカになりません。
荷物の量にもよりますが、私の場合は大体4~5日に1回のペースで洗濯機を利用していました。
すると、仮に1回あたりの料金が「洗濯機300円+乾燥機200円=500円」としても、月に3000円ほどかかる計算です。
宿を探す際、宿泊費ばかりに目がいき洗濯機のない部屋に泊まってしまい、最終的に洗濯代込みで多く払っていては本末転倒。
宿を探すときは、洗濯機のことも含めて宿泊費を計算するようにしましょう。
以上、日本でのノマド生活で出会った要注意な部屋について書いてみました。
本当は実際の部屋の写真も見せたいんやけど。
営業妨害になりそうなのでやめておこう(民度高めで)
いろいろ書いてきましたが「最悪、すぐに出ていくことができる」のが、賃貸や持ち家生活にはない、ノマドライフの大きなメリット。
賃貸や持ち家だと、たとえ隣人に難があっても我慢し続けなければなりません。
そう考えると、日本でのノマドライフもなかなか魅力的な生き方だと思いませんか?
コメント
コメント一覧 (1件)
どれもとても面白く、参考になりました。陰陽師とは仲良くなれたのか、大変興味惹かれています。せいめい。