全天候型のグラフェンパーカー『HOODIE-X』旅人やノマド的にはGRAnaRECに軍配

HOODIE-X

2022年もグラフェンを使ったアパレルメーカーGraphene-X社から新製品が続々と発売されています。その中で今回ご紹介するのは、HOODIE-X(フーディーエックス)」

たった1着で寒さ、暑さ、雨、雪、風に対応できるという超汎用的なパーカーです。

HOODIE-X
HOODIE-X

「汎用性」がキーワードになっている時点で、多様な気候で生活したり移動の多い旅人の方には刺さるものがあるのではないでしょうか。

実は2年前に同社の冬用ジャケットGRAnaREC(グラナレック)を購入し、そのスペックが素晴らしすぎて同社の熱狂的ファンになってしまった私(→ GRAnaRECのレビュー記事はこちら)。

ガチで旅人やノマド向けに作ったとしか思えなかったんですよね…

もちろんHOODIE-Xも実際に購入しました。

そして早速この冬着用してみましたが、結論を申し上げますと…

旅人やノマド的にもオススメできる商品だった!ただしGRAnaRECほどではない

というものでした。

この記事ではGRAnaRECとHOODIE-Xの両方を着用してみた経験から、

  • GRAnaRECと比べたときのHOODIE-Xの長所と短所
  • 他のジャケット系商品とのスペック比較表
  • GRAnaRECとHOODIE-Xで迷った時の選び方

についてまとめました。Graphene-Xの商品投入ペースは上がってきており、だんだんと選ぶのが難しくなってきています。

私自身どれを選べば良いかわからなかったので、同じように商品選択に迷われている方の参考になれば幸いです。

送料無料。 返品・サイズ交換可能

【Graphene-Xの製品共通】グラフェン製はメリットだらけ!

そもそもグラフェンとは何なのでしょうか。GRAnaRECを先行発売していたクラウドファンディングMakuakeでは以下のように説明されていました。

グラフェンとは、炭素原子が六角形格子構造で結びついているシート状物質です。

強度はスチールの200倍、
生地1㎡あたりたったの80gの驚異的な軽さ、
静電気防止、UVカット、高耐久性など
数え切れないほどの優れた特性を持つ

グラフェンはまさに

“奇跡の素材” そのものです。

そしてグラフェンで作った衣類には以下のような長所があるとされています。

  • 高い保温性(遠赤外線効果)
  • 高い耐久性
  • 耐水・防水性能
  • 他の素材に比べて軽量
  • 洗濯機で洗えて速乾

これだけでも素晴らしい性能ですね!

もちろんこれはHOODIE-Xも同様です。これは同社の他の商品と共通なので詳細は割愛し、次節からは似た商品であるGRAnaRECと比べた場合の長所と短所を挙げていきたいと思います。

HOODIE-Xの長所4点(GRAnaREC比)

温度最適化機能【HOODIE-Xのみ】

まず特筆すべきは、外部の温度にかかわらず中の温度をある程度一定に保つ機能。この機能により寒さにも暑さにも対応できるというオールシーズン仕様に仕上がっています。

本記事冒頭の動画にはいくつかの実験結果が表示されていて、

  • -17.5℃の環境下に30分間さらした結果、HOODIE-X内部は15℃をキープ
    (一般的なジャケットより6℃暖かかった)
  • 42.5℃の環境下に60分間さらした結果、HOODIE-X内部は38℃をキープ
    (一般的なジャケットより5℃涼しかった)

とアピールされています。

ただし他のジャケットと比較は、その素材やスペック(重量など)などが明記されていないので、あまり意味がないと思いますが(笑)

あえて夏場に厚手のパーカーを着ることは少ないと思いますが、海外では夏でなくても日中の寒暖差が激しい大陸性気候が多いのも事実。そのため特に海外メインの旅人やノマドにとって、この温度最適化機能は嬉しいポイントでしょう。

ちなみに2022年末時点で、他のジャケット系商品の中でこの機能があるのはHOODIE-Xだけです。

リバーシブル【HOODIE-Xのみ】

リバーシブル仕様になっているため、裏表のどちらを外側にしても着ることができます。これ1着で2着分持っていることになるので、「荷物を減らしたい」「服のバリエーションもある程度ほしい」というトレードオフの悩みの解決に一役買ってくれますね(笑)

HOODIE-X冬仕様
HOODIE-X
HOODIE-X夏仕様
HOODIE-X夏仕様

ちなみに両面の素材は少し違っています。

片方はナイロンベースのRuco-thermファブリック(ドイツのルドルフ社開発)。ツルツルした肌触りが特徴で、触ると少しヒンヤリします。夏場はこちらの面を内側にして着用すると、涼しく感じられるようです。

ナイロンベースのRuco-thermファブリック
夏用の素材

まだ夏場に着用したことがないので、夏場に試す機会があれば追って報告します。

もう片方はグラフェンを内蔵したグリッドフリース。こちらはモコモコした肌触りで柔らかく、触ると暖かく感じられるので、冬場には内側にして着用します。

少し凹凸のあるモコモコしたグリッドフリース
見るからに暖かそうだ

フードが大きい(空気口付きのハイネック)

HOODIE-Xのフード
HOODIE-Xのフード
口元まで覆えるハイネック仕様
HOODIE-Xのフード

フードが大きいので頭がすっぽりと入ります。またハイネック仕様になっているので口の高さまでチャックで閉めることができ、冷えてしまいがちな首元までしっかり防寒できます。

ハイネック状態でも空気口が開いているので、息苦しくなることもありません。

空気孔

GRAnaRECのショボいフードに比べ格段にグレードアップしているので、個人的には高評価のフード。ただしGRAnaRECのようにチャックのポケットに収納することはできなくなっています

HOODIE-Xという名の通り、フードが“アイデンティティ”なので収納できるのはオカシイのかも(笑)

メンズとレディースが分かれている

スペックとしての長所ではありませんが、HOODIE-Xはメンズとレディースに分かれており、より自分の体形に合ったサイズのものを選ぶことができます。

GRAnaRECはユニセックスデザインで、かつ後述するように同社の製品は全体的に大きめに作られているので、女性の方は選ぶのが難しかったかもしれませんが、もう安心(?)ですね。

とはいえ同社の製品はすべてサイズ交換も無料で可能です(後述)

HOODIE-Xの短所5点(GRAnaREC比)

ポケットの使い勝手に難あり

ポケットの数は全部で4つですが、これはGRAnaRECの6つよりも少ないです。

ポケット自体はそこまで小さくないのですが、ネックになっているのはチャックが相対的に小さいことそのため入れるものが限られるところに使い勝手の悪さを感じました。

私が持っているSサイズにおけるサイズもまとめておきます(素人採寸なので多少の誤差はご容赦ください)。

胸ポケットサイドポケット(2個)袖ポケット
面積17.5cm×12cm21cm×17cm15.5cm×11.5cm
チャック長11cm15cm11.5cm

またGRAnaRECにはあった大容量のシークレットポケットはありません。セキュリティに気を付けたい旅人的にはここも減点ポイントでした。

4つのポケットをクロースアップ

胸ポケット
胸ポケット
面積:17.5cm×12cm
チャック長:11cm
サイドポケット
左右に1つずつあるサイドポケット
面積:21cm×17cm
チャック長:15cm
袖ポケット
片方の手首の近くには
少し珍しい袖ポケット
面積:15cm×11.5cm
チャック長:11.5cm

この袖ポケットはGRAnaRECにはなかったものです。珍しいので準シークレットポケットとして貴重品を入れておくのもいいかもしれません。

両面に口があるポケットはちょっと不安

パーカー自体はリバーシブル仕様ですがポケットは共有されています。そのためポケットはどちらの面からも開けられるようチャックが両面についています

サイドポケット
例えばこのサイドポケットも…
内側にも口があり、同じポケットにつながっている
(全ポケット共通)

なので仮に片面のチャックが開いたまま裏返しにして着てしまうと、ポケットの内側が開いたままになっていることになります。気を付けていればこのようなミスはなくなりますが、慣れるまでは少し注意を要するかもしれません。

軽さはそこそこ(Mサイズで900グラム)

公式ページによるとMサイズで900グラム。これでも十分に軽いと思われるのですが、GRAnaRECの490グラム(M)と比べるとやはり少し重く感じてしまいました。

最初に出会ったGRAnaRECが最強すぎるんですよね(泣)
第一印象の感動が大きすぎたことが、あとあと影を落とすことになるとは(笑)

ただしリバーシブル(実質的に2着分)であることや、年中着られるという汎用性の高さから、「1着あれば不要な荷物を減らせるので良し」とする考え方もあるでしょう。

このあたりは個々の価値観や生活・行動スタイル次第、ということになりますね。

生地が少し厚くて収納性が低い

リバーシブル仕様だからでしょうか、GRAnaRECに比べて生地が少し厚手です。そのためコンパクトに畳んで収納しづらいというデメリットがあります。

GRAnaRECであれば生地が薄い上、胸ポケットにジャケット本体をしまえるセルフパッカブル仕様なので、収納性についてはHOODIE-Xは完敗でした…

ダブルジップじゃない

フロントジップ
フロントジップ

これは個人的な意見ですが、フロントのチャックがダブルジップではなかったのはマイナスポイントでした(GRAnaRECはダブルジップ)。

というのも、私はシルエット的にチャックの下を少し開けるのが好きなため。

同じ嗜好をお持ちの方向けに一応注意喚起しておきます(笑)

他のジャケット系商品との比較

Graphene-X社のジャケットには、HOODIE-Xの他にも「Alphaシリーズ」「GRAnaREC」「NOMAD(E) JACKET」が存在します。

①Alphaシリーズ

フラッグシップモデル。初期タイプは数年前に発売。

最新作「Alphaジャケット2(Alpha Series 3L Jacket Ⅱ)」が販売中

②GRAnaREC

Alphaシリーズの中間着(mid-layer)という位置付けのジャケット

③HOODIE-X2022年新作

本記事でご紹介したモデル。

④NOMAD(E) JACKETノマドジャケット、2022年新作

アウトドアにも適したウインドブレーカー。4つの中で最軽量かつ反射材が利用されるなど、緊急時の使用も想定されている。詳しくは下記ページにて(動画あり)

→ Makuakeの紹介ページへ

→ CAMPFIREのクラウドファンディングページへ

性能上にも違いがあるので、主な違いと共通点をまとめておきました。こちらも参考にしてください。

Alphaジャケット2GRAnaRECHOODIE-XNOMAD(E) JACKET
価格379ドル189ドル249ドル229ドル
質量(Mサイズ)750グラム490グラム900グラム250グラム
防風(Windproof)
防水・耐水◎(防水)
※ Waterproof
(耐水)
Water resistant – PFC free WR
〇(耐水)
※ Highly water-resistant
◎(防水)
※ Waterproof
吸湿(Moisture absorption)××
抗菌(Antibacterial)×
抗UV(Anti-UV)×
収納性×
※ Self-packable
×
※ Self-packable
RECCO® Reflector device×××
反射材あり
柔軟剤(Softner)×××
ドライクリーニング×タンブラー乾燥(注)は×
タンブラー乾燥(注)は×
アイロンがけ××××
注)タンブラー乾燥とは、熱と共に回転させながら乾燥させる方法

本記事でGRAnaRECと比較した点についてもまとめておきます。

GRAnaRECHOODIE-X
対応気候寒さ寒さ、暑さ
ポケットの収納力
シークレットポケット×
フードのスペック×
収納可

収納不可
ハイネックでカッコイイ
重量(Mサイズ)〇(490グラム)×(900グラム)
素材柔らかい少し厚くて硬い
その他ユニセックスメンズ、レディース
GRAnaRECとHOODIE-Xの比較

【結論】旅人的にはGRAnaRECを推すが、ミニマリストなら一考の価値アリ

ここまでをまとめると、旅人やノマドにはGRAnaRECの方がオススメ度は高い、というのが私の結論です。やはり重くてかさばりがちな冬用の衣類を軽くコンパクトにしてナンボ(春夏モノの場合、グラフェン製でなくても軽い服の選択肢は比較的ある)ですし、ポケットの収納力も高くて手ぶらライフができるためです。

しかもGRAnaRECの方が60ドル安いですし(爆)

もちろんHOODIE-Xのオールシーズンで着られる汎用性の高さは捨てがたいものがあります。通年で見た場合、“荷物を減らせる度”はHOODIE-Xの方が高いと思われるので、特にミニマリスト志向の強い方には心強いアイテムとなるでしょう。

以上を踏まえ、究極的には以下のような観点から選ぶと良いと思います。

  • 軽さを犠牲にして春夏秋冬すべてに対応したいならHOODIE-X
  • 特に冬服の荷物を軽くしたいならGRAnaREC → レビュー記事へ

日本代理店より「1万円安く」買う方法

Graphene-X公式サイトなら249ドル

購入はGraphene-Xの公式サイトから直接注文するのがお得です(私もこちらから購入しました)。

2022年12月28日現在、日本代理店でも買うことはできますが45,800円。対してGraphene-Xの公式サイトなら249ドル[convert number=249 from=”usd” to=”jpy” template=”(≒ %result%円) “]

為替レートにもよりますが1万円近くも安く買える計算です。

英語のサイトなので少々不安に思われるかもしれませんが、以下のような特典や保証が付いているので安心です。

Graphene-X公式サイトの購入特典
  • 国際便でも送料無料(189ドル以上の注文の場合。HOODIE-Xなら単品で条件達成)
  • 返品&払い戻し可能(商品到着から30日以内)
  • サイズ変更も可能(商品到着から30日以内)

※ 返品やサイズ交換に関しては、タグを付けたまま送り返す必要があるので注意

商品力によほどの自信があることが垣間見えますね。

ただしいつまで続くかわかりませんのでその点はご了承ください。

US表記のサイズだけは要注意!

注意点は、サイズがUS表記のため、日本人にとってはやや大きめに作られていることです。
普段ご自身が着ているサイズの1つ下を選ぶと良いと思います

USサイズのため、サイズ表をよく確認しよう!

私は身長173cmですが、Sサイズでちょうど良いサイズでした。

送料無料。 返品・サイズ交換可能

注文の流れ(パソコンでの例)

STEP
商品ページ

商品ページを開きます。

商品ページ

詳しいサイズ表を確認したい場合は「Size Chart」をクリックすれば確認できます。

サイズが決まったら、右下部分でサイズを選択して【ADD TO CART】をクリック。

STEP
カート確認画面
カート

右下の【CHECK OUT】をクリック。

STEP
メールアドレス・送付先フォーム

メールアドレスと送付先の住所を入力します。

最初、住所欄のところがアメリカの住所用?のフォームになっていますが、

「Country/region」で「Japan」を指定すると、次の画像のように日本仕様の住所フォームになります。

参考までに、国会議事堂の住所【〒100-0014 東京都千代田区永田町1-7-1】の場合の入力例を示しておきました。

住所フォーム

すべて入力し終えたら、左下の【Continue to shipping】をクリック。

STEP
配送方法フォーム

佐川急便一択のようですので、左下の【Continue to payment】をクリック。

STEP
お支払い方法フォーム
お支払いフォーム

「Payment」のところでお支払い方法(クレジットカードまたはペイパル)を入力します。

「Billing Address」は請求先住所です。指定した支払方法に登録された住所と同じ住所を選択しましょう。

最後に左下の「Pay now」をクリック。

これで注文完了です。

注文後は追跡コードが送られてきますので、配送状況を専用ページで確認することができます。

ページへの反映は多少タイムラグがありましたが、無事届きますので気楽に到着を待ちましょう!
(私の場合はだいたい1週間くらいで届きました)

それではワンランク上の旅人ライフ・ミニマリストライフをお楽しみください!

送料無料。 返品・サイズ交換可能

HOODIE-X

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