北マケドニアの食事には、とにかくチーズがよく使われています。パスタにバーガーに、と何にでも入っています。
そのためよほど気にしていないと毎日大量に摂取することになり、すぐに胃腸がヘヴィになってしまうのです。
写真の左に写っているのは「ピンジュル(Pindzur)」という北マケドニアの伝統料理。ピーマン、ナス、トマト、ニンニク、唐辛子などの野菜を混ぜて煮込み、ペースト状にした料理です。
注目してほしいのが右側のいかにも重そうなチーズ。写真では確認できませんが、実は2枚重なっています。
厚みが1.5cmくらいある上、味も濃いので私は1枚しか食べ切れませんでした。
こんなにチーズばかりでは、数日の観光ならまだしも滞在が数カ月に及ぶ場合はかなりキツイはずです。アジア食が恋しくなるもの無理はありません。
ですが先日記事に書いた通り、アジア人は極端に少なく、アジア系の飲食店もなかなかお目にかかれません。そんな中、何とか「アジアっぽい味」のお店をいくつか見つけましたのでご紹介します。
(なお、写真の料理が簡易容器に入っているのが多いのは、店内飲食禁止の期間のためテイクアウトしたためです)
Markt Kitchen
一番オススメしたいのがこの「Markt Kitchen」です。アジア料理というわけではないですが、メニューは米料理がメインであったりポン酢が使われていたりと、味がアジア系でとても美味しいです。オーガニック食材や全粒穀物(whole grain)を使っているのも嬉しいポイント。近年欧米のセレブの間で人気の「コンブチャ」も売ってます。(「昆布茶」ではありません)
オススメの料理は、キヌアとチキンのセット190デナール(≒ 502円) 。
スーパーフードの呼び声も高いキヌアを使っている時点で”意識高め”ですね~。
初めて食べたときは、これがあれば何か月も滞在できそう!と思いました。それぐらい私のお気に入りです。
Venice
マケドニア語で「ベニーチェ」と読みます。イタリアのベニス(ベネチア)のことですね。
といってもイタリア料理専門店というわけではないようですが(笑)
ここでオススメしたいのが、「テレーシュカ・チョルバ(Teleshka corba)」というマケドニアの伝統料理。
牛肉と野菜を煮込んだスープで、パンも付いてきました。かなりオイリーではあるものの、不思議と箸が(匙が?)進む一品です。味は中央アジアでよく食べられるスープに似てますね。
パンが付いて140デナール(≒ 370円) 。
パンは、1つでは少し物足りないのでもう1つくらい注文するとよいでしょう。
NOODLES TO GO
スコピエにはインド料理屋がないようで、カレーを食べる機会がほぼありません。
そんな中見つけたのが「NOODLES TO GO」。
店内飲食禁止期間のためか、米の種類・おかず・ソースを自分で指定するイレギュラーなスタイルでした。私のチョイスは白米+グリーンカレーというメインに、春巻きを付けて220デナール(≒ 582円) 。
店内飲食が再開したら正規メニューを食べてみたいと思います。
【参考】北京花園飯店 Peking Garden
オススメではないですが、中華料理屋もあるので参考情報として載せておきます。
アジア滞在歴の長い北マケドニア人の方曰く、中華料理屋はスコピエ市内に2店舗しかなく、そのうちの1店舗が「Peking Garden」(ちなみにもう一つは「Star Ocean」)
天丼や寿司など日本料理も一応メニューにありました。
写真は私が注文した焼きそばのような料理。190デナール(≒ 502円) 。
味ですか?
見た目通り、とだけ申し上げておきましょう。
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