北マケドニアの第二の都市ビトラ(Bitola / Битола)。
1836年から1867年まで、オスマン帝国の行政区の1つルメリア(Rumelia)の最後の首都でした。
そんな古都に来たからには、ピザやハンバーガーではなく伝統料理を食べたいですよね。
今回は、ビトラで伝統料理が食べられるオススメのレストランをご紹介したいと思います。
CORZO(Корзо)
CORZOというホテルに併設されたレストランです。ビトラの目抜き通りシロク・ソカク(Širok Sokak)沿いにあり、存在感のある外観をしているのですぐにわかると思います。
北マケドニアの伝統料理を2つ注文してみました。
- テレーシュカ・チョルパ
(Teleshka corba / Телешка Чорба)
牛肉と野菜のスープ(チョルパはマケドニア語で「スープ」の意)。130デナール(≒ 343円) - マカロ(Makalo)
ヨーグルト、玉ねぎ、ニンニクで作った冷たいスープ。一緒に供されるパンを漬けて食べます。材料からお察しの通り、風邪に効く健康食としても知られているようです。50デナール(≒ 132円) 。
2つとも汁物になってしまったのはご愛敬(笑)
テレーシュカ・チョルパは過去の記事でもご紹介しましたが、今のところ私が一番好きな北マケドニア料理です。味は中央アジアのスープに酷似しており、日本人の舌には合うと思います。
TREFF
TREFFホテルに併設されているレストランです。
こちらで注文したのはセルスコ・メソ(Selsko Meso / Cелско месо)。
セルスコ・メソは、豚肉または牛肉とマッシュルームや玉ねぎなどの野菜を煮込んだ北マケドニア料理です。伝統的な土鍋に入っているのも一見の価値あり。
今まで他のレストランで食べたことはありましたが、ここのが一番おいしかったですね。
300デナール(≒ 792円) でした。
KITCHEN CENTRAL
Grand Central Hotelに併設されているレストランです。マグノリア広場の北側にある川を渡ってすぐのところにあります。
スコピエ同様、ビトラもピザなどチーズを使った料理が多く、すぐに胃が重くなる上に飽きも来ます。また欧米全般に言えることなのかもしれませんが、肉なら肉だけ、サラダならサラダだけで食べる文化なのもネック。
たまに日本のように1食で肉と野菜をバランスよく食べたくなる時があるんですよね。
でもそんなときは『KITCHEN CENTRAL』に来れば大丈夫です!
ここはバイキング形式で、ライス・スープ・肉・魚・野菜などのラインナップから自由に選ぶスタイル。量も自分の好みの分を指定でき、料金は量り売りとなっています。
特に魚とご飯が食べられるのが嬉しいポイント。
他のレストランの場合、北マケドニアは内陸国のためシーフード全般は高くつきます。またご飯を食べられるとしてもリゾットばかりになりますので(笑)。
こちらはサロマ(Sarma)、謎の白身魚、テレーシュカ・チョルパ(出た!)の3点セット。
全部で230デナール(≒ 607円) 。
サロマは、米をキャベツで巻いた北マケドニアの伝統料理です。中身が詰まっているので見た目以上に重い一品。肉が入っていたりハーブが使われるなどバリエーションは多岐にわたるようです。
こちらはまた別の日に頂いたランチで、190デナール(≒ 502円) 。
これだけ食べても他のレストランに比べて相対的に安いです。コスパの良さもおすすめポイント。
読み返してみるとピザをディスってばかりいますね…決してマズいわけではないのですが。
それはさておき(笑)、人口200万人しかいない北マケドニアですが、予想以上に多くの伝統料理があることがわかってきました。まだまだブログに載せていない料理もあるので、どこかのタイミングでまとめてご紹介したいと思います。
コメント
コメント一覧 (2件)
テレーシュカ・チョルパ、美味しそうですね。いつか食べてみたいです。また次の記事楽しみにしています。
D.Shimizuさん
いつもコメントありがとうございます!
テレーシュカ・チョルパはイチオシです。いつか北マケドニアにいらしたときはぜひ食べてみてください(^^)